あまり「スピリチュアル」とかそういうことを書くつもりもないのですが、もう題名も忘れてしまった本の中の、忘れられない言葉があります。
正確には、とても印象に残ったのでメモしておいた文章です。
2012年末が注目を集めていたころの本です。
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ある日宇宙を創造することに決めた神々は、まず星、太陽、月を作った。それから海、山、クリスタル(水晶)、花、雲を作り、その最後に人間を作った。
ようやく最後に真理を創造したが、ここで問題が生じた。
人間が真理をすぐに見つけ出せないようにするには、どこに隠せばよいだろう?
神々は探求の冒険を長引かせたいと考えたのだ。
「一番高い山の頂上にしよう」とある神が言うと、「一番遠い星がよい」という神がいた。「暗くて深い奈落の底に隠そう」、「月の反対側にしよう」
最後に最も聡明で最長老の神が述べた。
「いや、人間の心の中に真理を隠すのだ。そうすれば、人間は自分の内にあることに気づかずに、宇宙のいたる所をくまなく探すことだろう」
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私は、普通に視覚できる世界だけではなくて、動物や植物、他の色々な生物が知覚とか感覚だけで察知できる世界も同時に在るはずだと、なんとなくいつも思っています。
(本当はないわけないだろう、くらいに思っています)
どちらか一方だけでは、不完全で不自然な気がします。
半分霧の中を見ているような脳内お花畑に生息するような自分ですが、この文章はなぜか腑に落ちて、ずっとメモ帳に残っています。
…文中の「クリスタル(水晶)」にぴきーんと心が反応したのかもしれません。
ただ「真理」というのかわかりませんが、よく言われるとおり、大切なことは他のどこでもない、自分の心の中にあるというのは重要なポイントだと思うし、これこそ本当のことだと思います。
本日も水晶を手に取りながら、ふたたびこの文章を引っ張り出してきた夏の暑い日でした。