ロンドンは、言わずと知れた大学都市です。私は自分がロンドンで学生だったことはありませんが、近隣のケンブリッジに住んでいたことはあるので、週末を利用したり日帰りでよく遊びに行きました。
自分はロンドンに住んだことはないのですが、弟は結構長い間住んでいたので、当時学生だった彼を訪ねロンドンの生活を垣間見ることを、密かに楽しみにしていました。
私はどこの街でも大学を訪ねるのがとても好きです。学生さんたちがのんびり歩いているのもいいですし、食堂は安いですし、構内の図書館は巨大であらゆる言葉の本を見ることができ、さすが歴史があるというのか大学産業が成熟した英国というべきか、構内見学だけでも何日も楽しめます。
弟の話を要約しますと、ロンドン大学というのは様々なカレッジ群の総称だそうで、彼の通っていたなんとかカレッジもその一つだそうです。
私は弟を訪ねロンドン大学の学生寮なるとことにも寝泊りしました。学生さんの部屋なのでもちろん寝袋持参ですが、私はとても楽しいと思いました。色々な国籍の人がいることはもちろん、イギリスもヨーロッパも、学生さんの年齢もばらばら、日本のように一律ではありません。
そんな弟を訪ねて滞在したロンドンが楽しかったからか、私は大学がある街に行くと、時間があればちょっと見学に行きます。時間が流れても、学生さんたちというのは変わりません。一人一人はきっとそれなりに悩みもあるでしょうし、勉強で苦労していることでしょう。でものんびりと構内を歩き、たくさんの本を読み、友達を楽しそうに会話をしている様子をみると、ああ学生っていいなぁとつくづく思います… 正確にはそれだけではなくて「学生は20代前半」という固定観念がない、欧州の自由な大学の雰囲気が私は好きなのかもしれません。