🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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パリで驚いたこと

by Jade

パリに来てまだ数ヶ月、驚いたことが2つあります。

1つは、パリの人たちがとても人懐こいこと。
外にいれば必ず誰かが話かけてきます。スーパーのレジでは列の前の人が世間話を、地下鉄で路線地図を、あるいは道端で行き先確認のため地図を見ていると道を聞かれ(私もわからないから地図を見ているわけですが)、とにかく誰にでもよく話しかける人たちのようです。

元々人種のるつぼ、誰もが外国人、もしかしらら誰も外国人ではないのでしょう、でも現在の時点で私はパリについて、自分ほど頼りない人間も少ないのではないかと思うのです。

必要最低限のフランス語の単語と、無理矢理の英語で生活していたのを少し進歩させ、必要最低限の文(ちゃんとフランス語っぽいもの)程度で生活しているの で、何を聞かれているのか私が理解したとしても、そしてわかるものなら教えて差し上げたくても、フランス語では悲しいことにそれができません。

世間話などはどうでもいいのです。でも道を聞かれると、いじわるをするつもりなど毛頭ないですが「英語でしたら教えられます」と言うと、英語で聞きなおしてくる人もいますが、たいていはそれでどこかに行ってしまいます。
北欧、中欧、東欧だったら、少なくても英語か語が通じることを思うと、はじめのうちはとても衝撃的でした。

そしてもう1つは、信心深いこと。私の印象ではドイツ以北の北ヨーロッパよりも、宗教的には南ヨーロッパに近いように思得るコンサバティブさ、信心深さです。
色々な宗教の教会があっても、とくにキリスト教の教会は入りやすいので、私は美しい教会があると中に入り見学がてらご挨拶の参りをよくします。それらの教会の中で観る限り、パリの人達は老若男女問わず、思いのほか信心深いことが伝わってきます。観光で回っている人ももちろんたくさんいますが、それとは明らかに違う、日本で言ったら氏神様をお参りするように、きちんと教会に来ているとわかる人達がたくさんいます。キリスト教の教会は入りやすくても、他にたくさんある宗教の教会施設はちょっと入りにくいのでわかりませんが、私が察するに、間違いなく各々が自分の宗教をきちんと信仰しているように見受けられます。

先日はノートルダム寺院で、映画「ビルマの竪琴」から出てきたような僧侶の方をお見かけしました。その動作やお作法の優雅さはさることながら、とても心の温まる風景でした。

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