展示会に向けて頭の中が制作のことでいっぱいの毎日ですが、実は私は「マクラメ」のアクセサリーが作れます。
「布と糸をさわっていれば幸せ」と言っていた母の影響か、子供の頃は「手芸」の類いを一通り熱中しました。
幼稚園のころはビーズで、小学校に入ってからはフェルトで人形や天使、クマ、ウサギを作り、編み物はかぎ針・棒針、ビーズはキットの動物やアクセサリーはもちろんオリジナルも得意になって作り、子供用の機織り機で何やらマフラーのようなテーブルクロスのような、よく分からないような長い物をひたすら織ったりと、記憶を辿ると本当に色々なものを作りました。
「マクラメ」もその一環でビーズなどを編み込んでアクセサリーを作るのがとても好きでした。
とことで「マクラメ」という名前を私は最近知ったのですが、私の勘違いでなければ、子供の頃は「リリアン」と言って作っていたような気がどうしてもするのです。
はて、と気になりインターネットで軽く調べてみますと
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マクラメとは
→ 何本かの細紐や糸などを手で結び,幾何学的な模様をつくる手芸の一種。アラビアに始り,15世紀以来おもにスペイン,イタリアでつくられた。細い糸による場合はレースとして衣服の装飾,ショールなどに,太い場合はテーブル掛けやカーテンなどの縁飾りとして用いられる。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)
リリアン(リリヤン)とは
→ 商標登録されている名前のようです。
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なるほど…商品登録された名前だから誰でもが使ってよい名称ではないから「マクラメ」と言われているのね… 私が子供のころ作っていたのは、「マクラメ」というものだったのかと、今頃わかりました。
人生日々勉強、母が健在だったら得意になってメールで知らせていたところです。
なにはともあれ、昨年荷物を片付けていたらマクラメ(リリアン)の糸がたくさん、どっさり出てきたのが事の発端でした。
箱を開けた途端、糸たちが「ここだよーん」とにっこり笑ったような気さえするほど、久しぶりの対面です。
正直にいえば、引越のときに荷物に詰めた記憶さえありません。そんな糸たちは、もちろん私の好きだったビー玉とか、宝石のようなスーパーボールとか、シャボン玉が特別よく出るストローとかと一緒に箱の中に、とても良い状態でありました。
さらに色々とネットを見ますと、最近は「マクラメ」が再び流行っているとのことも知りました。
子供のころ流行った時は本当に夢中でみんな作ってたので、この再流行は多くの人にとって、とても嬉しいことだと思います。
まさに「昔取ったキネヅカ」、私も編み込みのクロッシェ・ジュエリーや天然石に「マクラメ」も取り入れたデザインを考えたりしています。クロッシェ・ジュエリーはもういくつ作ったかわからないほど、フランスとドイツで作らせていただきました。新作にはマクラメも出展できそうです。
どのような反応をいただけるか、楽しみだな…。