以前住んだパリについて

考えてみたらもう10年以上前になりますが、私はパリに住んだことがあります。デザインの仕事の延長で行きましたが、本当にいろいろなことがありました。

あまりにもいろいろなことがあったので、今まで住んだ場所の中の「好きな街」とはまた違う、特別な思い出がたくさん詰まった場所です。
そのほとんどが…全部といっても過言ではないのですが…ポジティブな経験と思い出なので、今となってはパリを思い出すと街とその時期全体がきらきらして見えるほど、特別な場所となっています。

ニュースはもちろん、映画などを見ててもパリは頻繁に画面の向こう側に見かけます。なんの自慢にもなりませんがたいていの場所は、映っていてもそれがどのへんなのか、私はわかります。東京以上にわかるし、ハンブルグ未満ですが。地下鉄で数駅分なら余裕で歩いていましたし、今でもたまにパリに行くと、私は地下鉄より徒歩で移動したくなります。以前、真冬に同行した日本のバイヤーさんもとても驚かれていました。←このときは本当に寒かったようなので徒歩を強制せず、近くてもちゃんと地下鉄に乗りました。

昨年くらいからパリはデモやその延長で暴動のような騒ぎがとても多く発生していますが、未だになんとなく人ごとではない気持ちになります。
2020年ももう半分過ぎ7月になりましたが、世界が平穏に過ぎますように。そんなことを思わずにはいられません。

パリのことはたまにとても深く思い出します。
またいつか「住む」とまでは望まなくても、長期滞在でもいいのでぜひ行きたい場所です。

Paris パリ – 出さない絵はがき –

私の手帳には、なにも書かず大切にとってある絵はがきが数枚、いつでもはさんであります。パリの絵はがきです。

パリの秋・「我が家」に戻って

パリの秋は、思ったより暖かく、そして長かったです。毎秋そうなのかわかりませんが、私にはそう思えました。