🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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フランスのお寿司屋さんでマトリックスのネオの気持ちになりました

by Jade

先日、以前から気になっていたフランスのお寿司屋さんでやっとランチを買う機会に恵まれました。名前はそのまま、Sushi shop です。確かフランス人の女性が始めたお店で、私が知る限りほぼ持ち帰りのみですが、今ではフランスを中心にじわじわとヨーロッパ中に店舗が広がっています。

私は少し急いでいて、ホテルに行って準備をしてまたすぐ出かけなくてはいけなかったのですが、このお店を見つけてホテルで急いで食べようと初めてランチボックスを買ってみました。こんなに時間に追われていても、どうして私はランチを抜けないのでしょうか。自分でもわかりません。

初めて買うお店にて。
メニューは色々ありましたが、私は好きなサーモンとアボカドのセットの一択です。中からできたてのを持ってきてくれたレジの男性から、私にとっては意外な質問がありました。

ムッシュー「ショウユは塩味にしますか甘いのにしますか」

はじめは意味がちょっとわからなかったのですが、やっと質問の意味を飲み込めました。お寿司についているお醤油のことでしたら私は斜め上から目線以上、直角の真上からの目線で意見が言えます。

私「チッチッチッムッシュー、私は日本出身だから言えるけどね、お寿司に醤油の甘いのは本場の日本にはないんですわ。なにそれ甘いのって笑」。

フフフやっぱりなんちゃってのお寿司なのねと一瞬思ったりしていましたが、フランスの男性はひるみません。

ムッシュー「あー、それアメリカの文化を取り入れただけだから。」
私「え、なんでそこで突然アメリカン??」

ムッシュー「んー、両方あげるね。本当はどっちか選んでもらいたいけど、好き嫌い言わずに食べてみるといいよ、甘いのもおいしいから。」

え、甘いお醤油っていらないと思いましたが、ホテルに行って袋を開けたらちゃんと2種類入っていたました、普通のお醤油と甘いやつです。

↓でもどっちがどっちかわからなかったんですね、フタの色が違うだけだから。

液体のさらさら感も同じ、色も同じ。時間はないし。

私はヨーロッパでお寿司を食べたことがほどんどありませんが、これは普通なのでしょうか、ちょっとそのへんはわかりません。少ない経験値ですが、どのお店でも普通のお醤油しかなかった気がします。

もっとゆっくりできれば甘いほうのお醤油もじっくり味わってみたかったのですが、そんな余裕もなく。おなかすいてるのに急いで準備しなくちゃいけないのに、もういいや、えいっと開けたら案の定。

甘いほうでした。

結局は両方のお醤油を開けましたが、甘いのもお店の男性が言うとおりおいしかったです。
甘いお醤油とお寿司。不思議な組み合わせ。

このようにして、私は醤油は塩味一択のマトリックスを抜けだし、甘いお醤油というものがあるという世界に渡った出来事でした。

本日の言葉 : 食わず嫌いはよくありません。

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