🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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ミュンヘン界隈のショー Vol.1

by Jade

ミネラル=鉱物=地質学的作用により形成される、天然に産する一定の化学組成を有した無機質結晶質物質=たぶん、地球上で私が一番好きな素材です。

10月のミュンヘンから12月初めのハンブルグまで、南からドイツを縦断するようにミネラルとジュエリー(と化石も少々)の展示会が続きました。ミュンヘン→シュトゥットガルト、ドルトモント、ベルリン、ケルンなどなど…そしてハンブルグまで、規模の大小はあってもドイツ中で開催されるミネラルとジュエ リーの展示会ですが、とくに欧州最大、世界でも2番の規模のミネラルとジュエリーの展示会が開催されるミュンヘンと、ドイツでは2番目に大きいハンブルグ は、業者さんから個人のミネラルファンまで、老若男女が楽しめる一大イベントです。
(ミネラルの展示会を世界規模で見たら1位がツーソン(アメリカ合衆国)、2位はミュンヘン(ドイツ)、3位はサン・マリー・オー・ミーヌ(フランス)、ドイツ国内2番目がハンブルグ)

ドイツ内でも規模の大きなミュンヘンとハンブルグを何度かにわけてご紹介します。写真もちゃんと撮りました!後日まとめてこちらに掲載します。

ミュンヘン
入場料はインホルゲンタ(inhorgenta - 毎年2月に開催されるジュエリーの展示会)やスイスのバーゼル・ワールド(毎年3月の時計とジュエリーの展示会)と同様、有料です。前回のミュンヘンでは 私はひょんなことから記者腕章をいただき無料で会場入りでしたが(出展者ではないのに無料で入場できて実はとても嬉しかったのです。。)、本来は3日間の 通し券で29ユーロ(※約3000円)、1日券で12ユーロ(※約1300円)です。
※ユーロ⇔円換算は2011年12月8日現在

56カ国から1250を超える出展者が集まり、3日間の来場者数は40,000人を超えるので、この入場料と来場者数と、諸々を考えても規模の大きさと集 客力は、ジュエリーの合同展示会を見慣れている私には、羨ましくなる光景です。インホルゲンタにもバーゼルにも、この賑わいはありません。

世界各国から来るのは出展者だけではありません、来場者も世界各国からです。スイスやオーストリア、フランスはもちろん、ポーランド、チェコなどなど東欧の近隣からも石好きが来場します。家族連れも来ます。日本からの来場者も数年前より多くなったように見受けられます。出展者も大手の展示会主催者さんをはじめ、 ほんの少し増えていらっしゃいました。

ヨーロッパでミネラル類の蒐集は結構メジャーな趣味の部類に入ると思いますが、このミュンヘンの展示会は、石好きは当然、石のエネルギーがわかる方々や、エステなどに石を取り入れる方々、建築用に石を探している方々まで、楽しめます。

ミネラル+ジュエリーの展示会と、インホルゲンタやバーゼル・ワールドのような業者さん・バイヤーさん用の展示会との大きな違いは、その場で誰でも商品が 購入できることだと思います(たいていのミネラルの展示会では業者日と一般公開日が設けてあります)。そして、ミネラル+ジュエリーの展示会に来場される方々は、とにかくよく買われます。ここが肝心なのです。見に来ているのではありません、皆さん買いに来ているのです。

会場内をスーツケースで移動しているのは、出展者ではなく、来場者のミネラルファンです(機内に持ち込める小さいサイズのスーツケースではありませんよ、旅行用の大きいのを持って会場に商品を買いに来られるのです)。近所のスーパーからゴロゴロの着いた買い物かごを持ってきている人もいます。人力では 運べない大きな天然石も販売されていますので、フォークリフトも会場にあります。

初日に何個か目に留めておいた50kgを超える天然石は、次の日にはどれもなくなっていました。出展者に聞くと、ほとんどがポーランドとロシアの人々に買われていったそうです(私が目に留めたものに限っては、です)。

正直に申しますと、9月以降、連日テレビのニュースで流れるユーロ危機の話題で、いくらミネラルの展示会とはいえ、数年来の賑わいはなくなっているのでは ないかと私は密かに思っていました。でも見ていると、皆さんとても石を買っていらっしゃいます。やはりドイツはユーロ圏の優等生ということなのでしょう か、それとも経済危機の話題で壊れてしまったのでしょうか。←ドイツの人達の金銭感覚 ←ごめん


それと、もうひとつ…
このミュンヘンのミネラル+ジュエリーの展示会に次いで規模の大きな、フランス・アルザス地方のサン・マリー・オー・ミーヌの展示会(毎 年6月開催)ですが、来年2012年から同じくアルザス地方のコルマールに会場が移ることになるようです。が、会場の移転は2014年に予定されていたの で、サン・マリー・オー・ミーヌとしては、当初の予定どおり2014年まで移転を待ってもらいたいとコルマール側に訴えている最中だというのが、現状のようです。

30年ほど前に出展者数120ほどで始まったサン・マリー・オー・ミーヌのミネラルの展示会は、今では出展者数が1000に迫る、世界でも指折りの規模を誇る大きなミネラルの展示会になっています。移転の理由は多々あるようですが、小さな街で近年は来場者50000人に迫る規模に成長し、受け入れに安全問題等が発生するというようなことが主な理由だとサイトに書いてありました。実際にこの場所のインフラには問題がある上に、今どき誰もが羨むような集客力のあるミネラルの展示会なのでコルマールのようにアルザスを代表する観光の街に誘致したいというのが本音なのだろうという憶測も当然飛び交い、誰にとってもすっきりしない状態が現在進行形で続いて います。知り合いの出展者たちは、一体自分達はどこに出展するんだ、会場が2つにわかれてしまったらどうしよう、来場者に混乱が生じるのではないかと、6 月のフランスの話題になると皆心配そうに話しています。

まぁ私のような石好きには、そんなことはどうでもよいのです。どこだって構いません、近隣ならどこにでも行きますから。とりあえず、次に私がこんなに夢のようにたくさんのミネラル(鉱物・天然石)を見られるのは夏のアルザスのどこかになりそうです。


質問等ございましたら、ご連絡ください。
可能な限り、お返事申し上げます。

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