今年に入り、1月からすでにヨーロッパでも各地で展示会の季節が始まっています。服飾・雑貨では、今年はベルリンでも大規模に展示会が開催されました。
こちらのサイトにもベルリンのショーが見れます。
ドイツでも一般のニュースでも「おや」と思うほどベルリンのショーのことが取り上げられ「NY、パリに肩を並べるべく、いえそれ以上に…」などと「ちょっとそこまでは‥」とくすぐったくなるような表現で報道されていました。まぁ良いことですね。ハリウッドの著名人やスポーツ選手を呼んだりと、話題性もこだわっているようですし、ベルリンもこれからさら盛り上げていくことと私は多いに期待します。
残念だったのは、パリの巨大合同展示会と日にちを重ねて開催されたことです。もし、EUの近隣諸国だけでなく、日本からいらっしゃるバイヤーさん方でした ら、3-4日の展示会として一週間以内の出張だったら、その間にパリとベルリンの展示会を両方見られるように日程が配慮されていたら、きっとベルリンにももっとたくさんの方々がいらっしゃるだろうになぁと思ってしまいます。そこまでパリと肩を並べなくてもと…。
ジュエリーでも、1月にイタリアのヴィチェンツァの展示会が終わり、明日の2月10日からはミュンヘンでインホルゲンタが始まります。
日本にいると、どうしてもスイスの展示会、バーゼル・ワールド(3月)のほうが知名度が高いように感じますが、バーゼルはスイスを含め欧州近辺ですと「時計の展示会」として知られているのではないでないかと思います。実際スイスの駅で「バーゼルまでの電車賃とジュエリーの展示会の入場券のセットをください」と言いますと、「時計の展示会のことですね」と言われ、ホテルでも同じように「時計の展示会」と認識されています。
もちろんバーゼル・ワールドでも多くのジュエリーが展示されていますが「時計が中心だけど、あとジュエリーもあるバーゼル」、インホルゲンタの「ジュエリー が中心だけど、時計もあるショー」という内容です。なにはともあれインホルゲンタはデザイナーズや作家さんの小さな アトリエのジュエリーから大手の高級商品まで見られますし、私の中では一番楽しい「ジュエリーの展示会」です。
例年ですとインホルゲンタは2月の終わりに開催されますが、今年は開催時期が早まりました。それも含め、どんな展示会になるのか楽しみです。まずは山岳部にある極寒のミュンヘンへ行く準備をしなくては…