🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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ドッペルゲンガー Vol.2

by Jade

思い返せば昨年2018年に最も一番の印象に残ったことの一つは、私のドッペルゲンガーについて少しわかったことです。フランスの展示会で、またまた私は人間違いに遭遇しました。

「こんにちは。その後お元気ですか」 

あーはいはい、これドッペルゲンガーのやつね。

私「ありがとう、元気です。あなたは」と調子よくてきとうに答えたのですが、推定スリランカ系のその方は、別の角度で変化球の如く返答してきました。

スリランカの人「ミスターウーはお元気ですか」

誰だミスターウーって

ウーさんかヴーさんか正確にはわかりませんが、ははーん、私がよく間違えられる例のあの人はミセス・ウーなのだな。
話の流れで(私が勝手に作った流れですが)「お陰さまで元気です」と外国語習得用の教科書のように返事をしたところ。

スリランカの人(以下ス)「この石、持ってってください。」

と私に差し出したのは、女王様の王冠についてるあめ玉のような宝石のような濃いピンク色のトルマリンでした。私は「は?」としか答えられません。彼らの作った話の流れは、教科書のご挨拶の段階よりもはるかに高度だったのです。

ス「この石持っていっていいですから、ご主人と相談してください。」

私「ん?なに?なんで?支払いは?」

ス「今度あったときでいいですよ、それか売れたときで」

私としたことが予想外の展開に少し動揺してしまいました。いえいえ結構ですではまた。良い1日を。と、急ぎ足でその場を離れてしまったのです。
後で考えてみれば、もし私が頭の回転が素早くミセス・ウーになりきって、

「仕方ないですなぁ、では持っていくとしましょう、じゃあ!」
と大きなあめ玉大のピンクトルマリンを持っていってしいまったら、彼らはどうしていたのでしょうか。いやいいやそんなことをしたら本物のミスター&ミセス・ウーももっと困っただろうなぁと、自分の手元にもない石のことで頭がぐるぐると回転してしまいました。

…実際にはそのような高価な石は(値段にかかわらずです)、私は頼まれても持っていってしまうようなことはありませんし、それよりも私はいつかミセス・ウーに遭遇することがあるのでしょうか。タイやマレーシア、シンガポールの展示会には今でもよく出没されていようです。実際にこのように間違えられます。

自分のドッペルゲンガーに遭遇すると、どちらかの命が吸い取られてしまうとか、うろ覚えですが、そんな子供を脅すような話も聞いたことがあります。気になりますね。←信じてるわけではないですけど。

なにはともあれ今年はどんな年になるのかな、と考えてみると、なんの根拠もありませんが私はとても楽しみなことがたくさんありそうで仕方がありません…。

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