🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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玉響の続き

by Jade

素敵なメールをいただきました。先日の玉響(たまゆら)についてです。名を名乗られない、ただ「読者」とされた方からです。

いただいたメールのご指摘通り、辞書を見ますと…

以下・・・・・・・・・・・・・・

・たまゆら=[副]少しの間。ほんのしばらく。玉がゆらぎ触れ合うことのかすかなところから、「しばし」「かすか」の意味に用いられた。(大辞泉)

さらに・・・・・・・・

・玉響(たまゆら)に 昨日のゆうべ 見しものを
今日の朝(あした)に 恋ふべきものか <柿本人麻呂:万葉集>
(訳:ほんのちょっと昨日の夕方にお会いしただけなのに、もう今朝になって恋しくなってしまってていいのでしょうか)

・「たまゆら」とは、この歌の「玉響(たまかぎる)」を「たまゆらに」と訓じ、
「玉響」を「たまゆらに」と訓(よ)んで、玉の触れ合うようにかすかにと解したところから生じた語(大辞林)

・・・・・・・・・・・・・・・・
となっています。

大変勉強になり、また大変感激いたしました。ありがとうございます。先日2008年10月7日の「玉響(たまゆら)制作中のヒトリゴト」の、繰言のような日記を大変恥ずかしく思います。お恥ずかしながら、自戒の気持ちを込め、消さずに取っておこうと思いますこの日記帳を読んでくださっていある方から、万葉集の詩をご教示頂けるとは、望外の喜びでございます。重ね重ね、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
パリで知る万葉集は、また格別に美しいものがあります。日本語は本当に美しいです。

反省と共に、いただいたメールに尚励まされ、玉響のシリーズを精魂込めて淡々と作ろうと思います。
ありがとうございました。

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