🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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ハンガリーの観光案内所

by Jade

以前どこかにも書きましたが、10年くらい前にハンガリーへ行きました。首都のブダペストも素晴らしく趣があり、ぜひ長く滞在してみたかったのですが、私は温泉地 Heviz ヘーヴィーズ に長く滞在しました。

東欧一、いや欧州一の温泉湖、でも世界第二の湖底からの温水湧出量を誇るへーヴィーズ湖。水温は年間を通して30℃前後ある温水湖です

保養の目的で長期滞在している方も多いようですが、数年前に行ったときは主にロシアなどの東欧から、少しですが中国の方々、あとはオーストリア、スイス、ドイツなどのドイツ語圏から来ている方々も多く見かけました。確かに歴史を見れば、ハンガリーとオーストリアは一つの国家だったのですから、東西の壁さえなければドイツ語圏の人たちにはとても来やすい温泉地なのだと思えます。実際、私が行った時点では英語よりもドイツ語のほうが通じました(ロシア語も通じやすいかと思いますが、定かではありません…)。

そうなのです。東西の壁はもうとっくのとうになくなっているので、観光客は旧東側、社会主義の国からばかりではないのです。それを実感できる標識を、私はへーヴィーズの観光案内所で見かけました。

私はこういうのがとても好きです。簡単に言えば、英語の通り「インフォメーション」ということだと思いますが、よくわかりませんがすごく複雑なことになっています。でも気持ちが伝わってきます。「日本語も書いたんですってば」という気持ちですね。
むしろこのカタカナ表記がないほうが、日本の人たちには理解しやすいのではないかと私は愚考するのですが、そんな甘い考えはまさしく愚の骨頂といえます。ここでふと足を止めて、このカタカナを必死に読んでしまう、そこにトリックが見え隠れしているようにさえ思えてきます。

こういった観光案内所の努力の結果か、現在では世界中から観光客が集まる温泉街へ変貌を遂げました。

温泉湖といっても、へーヴィーズに古くからあるホテルだと、さまざまな効用のある良質な温泉の水をホテルの中にプールのように引き入れているところもあります。私が泊まったのはとても平均的なところでしたが、室内と外とつながっている巨大なプールのように温泉の水に入れました。

オーストリアにも有名な温泉保養所があり、こちらは湖ではなく山の中、洞窟の中ですが、ここにも私は行ったことがありました。でも、こちらは交通の便の悪さか、不況のせいか、だいぶ廃れてしまった感じが否めない場所でした。
温泉だけでなく、スパやマッサージの施設、金額など相対的に考えても、ヨーロッパなら私はへーヴィーズの温泉街が一番好きです。日本の温泉とは全然違いますが、ハンガリーの食事もおいしいですし、温泉は快適だし、とても楽しく滞在しました。

へーヴィーズだけでなく、次回はブダペストも時間の余裕をとって滞在してみたいと思っています。

ブダペスト。ドナウ川を挟んで、ブダとペシュトに分かれています。

ハンガリーの国会議事堂。中が絢爛豪華です。王冠や宝珠なども飾ってあり、博物館の部分は見学ができました。
 

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