私はたまに、物にも感情があるのではないかと思うことがあります。それは石や花などの自然のものではなく、人工的な明らかに人が作った機械なども含めてすべての「物」のことです。最近、物にある感情をほぼ確信したのは、パソコンです。
数年前から愛用している初代iphoneですが、またたく間に周辺の機械類がすべてappleさんのものになってしまいました。
今まで使っていたwindowsのパソコンにに必要なソフトが入っていますし、6年以上使ってても機械自体も充分使えますし、直近の数年間はずっと両刀遣いで windowsとmacを使っていました。が。比重がmacに偏ってきたなと思ったそのとたん、なぜかwindowsのパソコンが調子が悪くなってしまいました。去年の暮れくらいでしょうか。だいたいのデータはmacに移行済みでしたが、もう何年このwinパソコンにお世話になったことかと思いを馳せ、思 い出もよみがえってきました。メールだけではありません、会社を運営するにあたり、本当にすべての業務に携わってくれていたパソコンでした。私には、macの環境が整うまで待っていてくれたのだと思えてなりません。
今は棚の中でおとなしく眠りについているそのwindowsのパソコンは、dellコンピュータのものです。もう何台、会社でdellのノートブックを動かなるまで使い、お世話になったことか… 法人用のものばかり愛用していましたが、何かの折に電話したサポートに不満を抱いたことはありませんでした (appleの電話サポートも親切です)。
そしてこの度、macで必要なアプリもやっと一通り揃えることができました。いよいよdellの出番もなくて大丈夫なようになりました。macはもちろん使い心地も現在の時点ではとても良く、楽しく使っています。
…と思っていた矢先に、dellのパソコンは本当に火が消える如く、起動しなくなりました。
パソコンの寿命は長くても5年程度と聞いたことがあります。でも私の実感ですと、ほぼ1日中電源が入ったままなせいか、うちの場合は5-6年も持てば良いほうだと思います。今はもう電源を入れることもないdellのパソコン。カフェ・アカルタマを運営していた期間のほとんどいつも一緒でした。なんだか変な話ですが、力尽きたように見えるそのパソコ ンに、今の環境が整うまで一生懸命働いてくれてありがとう、という気持ちでいっぱいです。