🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

Lübeck リューベック

by Jade

リューベック(Lübeck)はバルト海に港を持つ北ドイツの都市です。第二次世界大戦までは「自由ハンザ都市・リューベック」という、地元の人達が今でも誇りにする正式名称を冠し、ハンザの女王として、またハンザ同盟の盟主として流通の要を担い、経済的にも政治的にも大変重要な場所でした。

ヒトラーの政策に反対したため、自由ハンザ都市の称号の「自由」の部分を剥奪され、ただの「ハンザ都市・リューベック」となって現在にいたっていますが、中世から栄えた面影は今でも色濃く残る、魅力的な街です。

川に囲まれた島のようになっているリューベック市内は、街としては世界で初めて世界遺産に登録され、その街を歩き回るといつも新しい発見があり、要は私はリューベックが大好きなのです。

リューベックに住んでいたのはもう10年以上も前になりますが、当時物件としてはあまり人気のなかった駅近、中央駅のすぐそばに私は住んでいました。毎日ハンブルグの学校に通っていたのでとても都合よかったのです。小さいながらも市内に近く、また近所にはスーパーも多くてお気に入りの住処でした。

そんなリューベックですが学生時代に、ドイツ観光協会でアルバイトをさせていただいた際に知ったのですが、スカンジナビア半島や東欧諸国からは多くの観光客が来るのに、日本人観光客はあまり来ないそうです。リューベックが入っているツアーが少ないこともありますが、あったとしてもリューベックの滞在時間は半日程度。やはり大きな街、ハンブルグ泊になるようで、私としては本当に残念に思います。

リューベック。今もたまに行きますが、あまり変わりません。大好きだったビストロ、食堂、カフェ、教会…きちんと健在です。変わったことといえば、駅前の工事が終わり、マジチパンで超有名なリューベックのニーダーエッガーのカフェが市庁舎のあるマーケットに拡大したこと、それに大好きだった以前住んでいた部屋の大家さんがお亡くなりになったことくらいでしょうか。

リューベックへの想いも溢れるものがありますので、またいつか文章にしたいと思います。

You may also like

 Copyright © All Rights Reserved.