🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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【まるでタイムマシーン】昔好きだったカバンから出てきたコイン【10 Pfennig】

by Jade

なんとなく、そろそろまた少し物を片付けようとごそごそと色々なものをひっぱりだしていたら、毎回まとめて持ち物を整理するときと同じ、とても気に入って使っていたカバンを手にとって作業がとまりました。いつも「どうしようかな」と一瞬悩んで、でもあんなに気に入っていたんだから…となかなか処分できずにいたカバンです。

もうだいぶ長いこと使っていなかったので、いいかげんにもうそろそろかなと思って中を確認していたら、カバンの中のポケットから10プフェニッヒが出てきました。

10プフェニッヒですよ10プフェニッヒ。
プフェニッヒ(Pfennig)といっても、もしかしたらなんだったっけと思われる方のほうがもう多いのかもしれません。プフェニッヒは今でいうところのセントにあたる、2002年をもってユーロとセントに切り替わってしまったその前の、ドイチェマルクとプフェニッヒの、プフェニッヒです。

「おおおおおおこんなところに!!??まさかのオーパーツ」と、私はかなり感激し、懐かしいし、ある意味現行の10セントがカバンからひょっこり出てくるより嬉しいかもしれません(もうプフェニッヒは使えないけど)。

ドイツ連邦銀行によると、通貨が切り替わった時にかなりの金額が両替されずに一般家庭の中で消えていったとかいう計算がありました。そのうちの10プフェニッヒがうちにあるとは。

もし今になってマルクからユーロに両替したい場合、国内でただ一か所だけ、それこそフランクフルトにある連邦銀行まで行かなくてはなりません。逆に言えば、連邦銀行なら両替できます。

ただ10プフェニッヒはセントに両替したら5セント、日本円で10-13円くらいでしょうか、両替は意味があるようには思えませんし第一、この金額では両替もしてくれません。

まぁいいや、どこか教会に行ったらお供えしてこよう、そんなことを考えながら、昔好きだったカバンはこの度やっとタイムマシーンの役を全うし、私の手元を離れることになる袋に無事入りました。

ありがとう、カバン!

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