🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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展示会にて・ベルリン

by Jade

外の気温はまだ低いですが、陽射しがだんだんと力強くなってくる季節になりました。
ハンブルグの天気はとても良好、今朝入った知人からの連絡ではベルリンもとても良い天気なようです。

ベルリン…以前少しだけ住んでいたこの場所に、このようにまた携わることができるとは。
展示会はとても楽しく、今は良い安堵感と達成感で安心しています。
(片付け以外。展示会前より後のほうが結構問題です。)

小さな展示会でしたが、規模にしては来場者の方が驚くほど多く、ミュンヘンの展示会よりも出展者と来場者の交流が密な気がしました。雰囲気もとても良く実際誰もが誰とでもよく話します。

色々な方とお話をさせていただき、とても実りの多い展示会だったのですが、その色々な方々の中でも私なりに一番強烈に心に残っているのは、隣のブースの人達です。
このような経験はあまり今後もないと思うのですが、シベリアのシャーマン(本物)がいらっしゃいました。

お隣もやはりアクセサリーを扱っている団体なのですが、シャーマンはもちろん物品販売や営業活動はしない(できない)そうです。でもシベリアの民族アクセサリーを販売するブースに本物のシベリアン・シャーマンの女性がいらっしゃる迫力と説得力といったら、他のブースに比べると抜きんでて異次元の異色を放っていました。

デザイナーが集まる展示会は色々な人がいらっしゃいますので大抵のことでは私は驚きませんが、今回は驚きました。
シャーマンの女性はロシア語しかお話にならず、英語とドイツ語の通訳の方々が同行されていて、せっかくの機会なので私も色々とお話させていただきました。
「シャーマン」や「シャーマニズム」というと、ちょっと魔術的な先入観が私にはあったのですが、シベリアの自然信仰(シベリアン・シャーマニズム)は太陽や自然を崇拝、感謝し、ご先祖様を敬う伝統などがあるらしく、日本の神道ととても似ていて私には親しみやすいものでした。

シベリアは、私の「一度行ってみたい場所リスト」の常に上位1位にあります。実際にシャーマンの女性はとても気さくな方で、だいぶお若い方でした。
展示会そのものはもちろんですが、それよりもシャーマンのお話やブース内で叩いていらっしゃった太古や踊りが鮮烈に印象に残っています。
残念ながらシベリアの民族太古と踊りは、他の近隣ブースから苦情が来たらしく2日目以降はかなり控えめにされていて(それでも演奏を止めるわけではないその強さもなんか好感度高)、隣にいる私としましては、すっかりシベリアン・シャーマンの魅力にひかれました。

ほんの数日間ですがたくさんの出会いがあり、なんだかとても楽しいベルリンの展示会でした。

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