🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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【動物を触れない】なんちゃって自然児【いや触りたくないのかも】

by Jade

ちょっと笑ってしまいますが、私は動物を触るのが苦手です。犬や猫やペットを飼うことが定着し、逆にペットがいないほうが「へえ、ペットいないんだ」というような雰囲気さえある昨今です。

私は犬も猫も好きですが、あまりよそのお宅のペットを触りたいとは思いません。たくさん触って馴染めたのは、昔うちにいた犬だけです。

ドイツの犬はとてもよく躾けられていることが多く、躾けは飼い主の義務ですしバカ犬は少ないです
「うちの子(うちの子とか言われてる犬…?)、おとなしいから大丈夫よ」と、暗に頭をなでなでしてもいいですよと促してくださる方というのが案外多いのですけど、もしかしたら「かわいいわんこですね」とか言いながら頭を撫でるがご挨拶なのかもしれません。でも私は「あなた」と立ち話をしていますけど、あなたの「犬」には別に興味がないんですよと心の中で思っているので私は触りません(触りたくないんです)。

先日もよくお会いするご近所さんに「あなた絶対に犬をさわらないわね、嫌いなの?」と指摘されましたが、そんなことはないのです、と思いましたが、そこで幼稚園のころを思い出しました。

確か遠足か何かで行ったなんとかファームみたいな牧場で、牛を触ったり乳搾りの体験をさせてくれる時間がありました。でも私は一人で「フッ」とその場を離れ、他の子供達にひたすら触りまくられる牛を冷ややかに遠巻きに眺めてました。いやなガキです。
それに気がついた先生は「ジェイドちゃんもいらっさーい、こんな機会滅多にないから」と言ってくれましたが「いやいいっすよ先生、私はここにいますから」というようなことを言ったかどうかはおぼえていませんが、ついに牛のそばに連れて行かれて、一瞬だけぺろんと牛の脇腹のへんを触らせていただくことになってしまいました。未だに結構トラウマです。

だいたい先生や牧場の方には、牛が「しかたがあるまい、人間のちびっこに触られてやるか」とあんなに必死に耐えてるオーラを醸し出しているのがわからないのでしょうか(そんなオーラ自体が私が思い込みで作った幻覚だったかもしれませんけど)。
さらにトリがその辺をコッココッコと闊歩している時点でもうそこは私の居場所ではありません。冷ややかに子どもたちと遊んでやってる風情の大人な動物たちを眺めているのは、ただただおうちに帰れる時間をひたすら待つだけの、忍耐の遠足です。なんという雄大な動物たちからの人間に対するボランティア。

そんな私が「私は自然が好き」とか思っているのは本当にちゃんちゃらおかしいなと自分でも思います。でもしつこいですが動物が嫌いというのではありません。その逆で、私は動物界に最大限の敬意を払っているので触らないのです(これは本当です)。

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