🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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ミュンヘン界隈のショー …Vol.3

by Jade

あっという間に6月も後半となりました。もうすぐフランス・アルザス地方で鉱物ミネラルの展示会が始まります。今年からは結局サン・マリー・オー・ミーヌではなく、初の試み、コルマールでの開催です。

去年訪れたミュンヘンやハンブルグのミネラル展示会では、美しい石、珍しい石をたくさん見て、美しい特別展示の写真をとてもたくさん撮りました。どちらの会場もテーマが「Fliegende Juwelen(空飛ぶジュエル という感じでしょうか) でした。

お蚕さんと同じように見える石。質感も似てます。

蝶々ってきれいなものだったのですね。

でもこういった展示会は、ミネラル類が好きでないとなぁという心配が、きっと出展する人たちにはあるのだと思います。とくに一般公開日は、ご家族全員がミ ネラル好きなら問題がないのですが、小さなお子様や同伴の方が石に興味がないと、展示会を思う存分楽しめず、また付き合わされている方ももっと楽しめない かもしれません。そのような想定に備え、至る所に誰でも楽しめる場所を設けてあります。

小さなお子様には、発掘の体験ごっこ。何カ所あっても足りなそうなほどちびっ子に人気です。「発掘」ですからね、安全対策に黄色いヘルメットは必須ですね。とても本格的な良い情緒教育、良い体験ですね。羨ましい子供時代ですね。

でも大人は、そんな子供だましで満足できないかもしれないです。黄ヘルの発掘ごっこは、やはりお子様用ですね。そんな大人な方には本物もあります。

本物の砂金すくいです。通過のユーロが暗雲立ちこめる昨今です、何カ所もある砂金すくいはどこもとても賑わっていました。石が好きでも、そうでなくても、これなら誰もが夢中になりますね。

ドイツは9つの国と国境を接しています。おおきなミネラルの展示会には出展者だけでなく来場者も色々な国の人がいらっしゃいます。展示会などは結局は室内 なので、どこの国でもそんなに大差があるわけではありません。それでも、会場内でドイツっぽい(バイエルンっぽい)歌や音楽の生演奏があれば、「ああ、ド イツの展示会に来ているんだなぁ」と実感も沸きます。

もうすぐ始まるミネラル展示会のあるアルザス地方といえば、小説「最後の授業」で有名なフランスになったりドイツになったり、歴史的に国境線が何度も変わった 場所です。小説ではフランスからドイツの統治下になり、それにあわせて言葉もフランス語からドイツ語へ変わる時代の話ですが、その前(フランスに占領され る前)元々はドイツ語とアルザス特有の言葉を話す地域だった、もともドイツだった場所です。日本には教科書に載ったこの小説のせいで勘違いされている方が多いのでもう一度書きたいです。アルザスはドイツだった場所です、フランスに占領されてドイツが取り戻し、またフランスになった場所です。
アルザス地方は、私の目から見ると建物も、あと食べ物もやはりとてもドイツっぽいで す。「一カ所で二国分おいしい」気がします。

そのような、南ドイツからライン川の橋を渡ったすぐそこという感じの場所ですが、今回は初のコルマール開催ですし、私は今から展示会がとても楽しみです。

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