日本の終戦の日の少し前、ベルリンに行きました。商品を届けながら打ち合わせをするだけの予定だったので、ばたばたと往復するだけでもよかったのですが、ちょっと気が向いて少し早めの電車で行きました。
午前中のうちに行きたかった先は、カイザー・ヴィルヘルム記念教会です。
この教会は観光地化してもとから有名な場所ですし、数年前にはクリスマスマーケットでトラックがおそらく故意に衝突して、何人もの方が被害に遭われたことでさらに有名になったので、訪れる方々がとても多い場所です。
私は以前、この教会からそれほど遠くない場所に住んでいたことがあります。バスに乗れば15分ほど、歩いても45分くらいの距離でした。なので、午前中ならまだ人が少ないだろうと思い、終戦の日間近に行けるご縁を思いつつ、早めの電車でベルリンに行きたかったのです。
世界平和を積極的に訴えたり、戦争反対のデモに参加するような活動家というわけでは、私はぜーんぜんないのですが、やはり日本の終戦の日には、今ある平和を享受できることに感謝し、その平和のために戦地に赴き若くして散られた命に、黙祷して頭を下げずにはいられません。
…普段はあまり深く平和な生活とか考えずに暮らしているんですけどね、変な話です。
もちろんここは日本ではないですし、神社ではなくてキリスト教の教会ですが、まぁいいのです。細かいことにはこだわるつもりは毛頭ありません(すみません)。
新教会堂の青い窓の場所で、私は今年は終戦の日の参拝をすることができました。
ちょうど教会で開催されるオルガンのコンサートが近かったようで、その練習も聞くことができました。私はかなり運がよかったと思います。
↓音が出ます。
そうだ動画動画、と思ってスマホを取り出したのですけど最後のほうの10秒くらいしか録画できませんでした?
↑ しっかりアレキサンダー・プラッツにも行きました。観光に行ったんだか仕事で行ったんだか。まぁいいとします。
テレビ塔の「アレックス」と太陽が串刺し団子状態の瞬間に居合わせました。時計で偶然ゾロ目を見たときのような、なんともいえない嬉しい瞬間に遭遇できました。
日本とヨーロッパの終戦の日にだけのなんちゃってにわか平和主義のような私ですが、願わくば。
「終戦の日」が世界中に拡散されますように。どんな日でも、どんな場所でも地域でも。