なかなか夏になりきれなかった北ドイツにも、やっと夏のような季節になってきました。
緯度が高い場所、いわゆる北方の国の短い夏でも、太陽が出るととても温かく、暑くなります。少し前には40℃に届く勢いの熱波が突然やってきました。これは一大事です。
この季節のぼんやりする乾いた暑さに、すーっと北からのひんやりとした風が吹いてくると、私はなんとなくミントを思い浮かべます。町中でも緑が多い場所では、とても気持ち良い風です。
ただ、さすがに40℃近くまで気温が上がり室内まで暑くなってしまうと、本当に逃げ場がありません。電車は辛うじて冷房がついていますが、バスにはついていません。涼しいのはやはり生鮮品を扱っているスーパーでしょうか。
大きめのスーパーのベンチでは涼んで休まれているの年配の方々をよく見かけますが、あまりにも数日内での寒暖の差が大きいと、買い物をするのも疲れてしまうのかもしれません。日本の夏を知っている私でさえ堪える暑さです。
最近は世界各地で様々な自然災害についてのニュースを見聞しますが、何事もほどほどに、その土地に合った気候であってもらいたいと、つくづく思います。
そんな北ドイツですが、熱波が2日間ほど続いただけで多少ミント風味が効き過ぎて、とても涼しくなってしまいました。この国で暮らす人達の願いが天まで届いたのか、あるいは気候までエコロジー仕様なのでしょうか、 まだ7月なのでまた暑い日はやってくるとは思いますが、これで夏が終わりでは少しミント風味が効きすぎですかね…。