🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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リューベック備忘録 Vol.4

by Jade

ハンブルグからリューベックまでは北へ60km、電車で45分ほどの距離にあります。

ハンブルグに引っ越してからも、比較的近いから頻繁にリューベックにも来れるかなと思っていましたが、年に数えるほどしかリューベックへ行かなくなってしまいました(その先のバルト海へは結構よく行くんですけど)。

数年前、引っ越す直前に「あとどなたにご挨拶に行こうかな」と考えてみると、本当に色々な方に毎日お世話になっていることに気がつきました。
まず美容師さん。日本だったら私の髪の毛は「あららこれは大変なクセですね」と同情とも哀れみともつかない感想を美容師さん方からいただいていましたが、ヨーロッパですと髪の毛も十人十色、多種多様。私の髪の毛のクセなど「別に…」という感じで誰も気にもとめません。リューベックで私を担当してくださっていたのはトルコ系の人でした。私の人生での美容院の担当さんの中でもかなりお気に入りでした。
年に数回しか美容院には行きませんが、いつも「あなた!髪の毛の質が私のお母さんと同じ。いとこも同じ!あなた私の遠縁の親戚なんじゃないの?」
(私:違うと思うよ)
と、本当にいつもとてもかわいく髪の毛を切ってくれました。

そして大好きだったギリシャのお総菜屋さん。
日本に行ってみたいそのお店のおじさんとギリシャに行ってみたい私で、妙にかみ合わない話でいつも雑談が長引きました。
クレタ島出身のそのおじさんは「ギリシャに行くならクレタだよ」と口癖のようにお勧めしてくださいました。
いやいや私は一島滞在方ではなくて、友達が旅行したみたいなギリシャの島々を船で回って、暑かったら気ままに海へ飛び込むみたいな、そういうのが夢なんだけど。と言ったのがよかったのかよくなかったのか。クレタ島のオリーブオイルやワイン、はちみつ、石けんなどを買い物に行くたびにおまけでくれました。
(買い物に行っているのかお土産を頂いているのか、なにしに行っているのかよくわかりませんが、その洗脳効果がありほどなく私はクレタ島に本当に行きました、しかも何度も)

そのほかにもちょっとご挨拶に寄ったのは近所のカフェ、八百屋さん、雑貨屋さん、チョコレート屋さん、などなど。すでに記憶が薄くなってしまっていますが、リューベックのような中小規模の街ならでは、街中で色々な方々にお世話になっていたことを改めて実感し、とても環境に恵まれていたことに今でも感謝の気持ちでいっぱいになります。

そんな思い出を抱えつつ、先日はまた1日リューベックへ散策に行きました。友達に会い、好きだったカフェで軽食も摂取でき、さらに足を伸ばしてリューベックの海の方まで行けました。もう夕方も19時過ぎても明るい冬の終わりの季節の1人で1日休暇。最近とくにざわざわと過ごしていたので、とても良い心の休日にもなりました。

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