🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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少しずつ緩んでいく日々

by Jade

今日から少しずつ外出規制やお店の営業、学校へ通学の規制が緩和されはじめました。
良いことなのか時期早朝なのか私にはわかりませんが、たぶん誰にもわからないことだと思います。

自分でも驚いたことは、1ヶ月の外出規制の間、ストレスもなく退屈することもなく家で過ごせたことです。思いのほかあっけなく規制の期間が過ぎてしまいました。
万が一、ウイルスの第二波、第三波がきて同じように外出規制となっても、これなら大丈夫という気もします。ないほうがいいですけど。

ただ春の気持ちの良いこの時期に、気が向いたらふらっと出かけられるということには大きな開放感があります。市内がどのように変わったのか、あるいは変わっていないか見るために、私も早速散策に行きました。

規則の緩和の段階も州ごとで違い、また州の中でも刻々と状況によって規則は変わっていきます。取り調べがあったり尋問されたりするわけではないですが、やはり気にはなるので毎日なるべく多くのニュースは読むようにしています。あと一部の州は独自で閉鎖したままなのでまだバルト海のほうには行けませんが、それは仕方がないこととあきらめています。
夏には行けるといいのですが…まだわかりません。

ハンブルグの場合ですと、とても緩いのが公共の乗り物の運賃です。
バスの運転手さんや電車の車掌さんのリスクを考慮して、バスは乗車券が買えず(チェックしません、と張り紙がしてあります)、電車や地下鉄も実質上フリーパスです。…でも私は電車は一応乗車券を買いますし、多くの人たちがそうしています。

一部規制が緩んでもソーシャルディスタンスは続いているので、飲食店…カフェやレストランははまだほとんど閉まっています。開いている飲食店があっても持ち帰りのみ、着席はまだできません。
街の中は以前ほどの混雑はまだないですが、私のようにふらふらと様子を見に来る人たちで賑わっていました。開いているお店もあれば、明日から営業するために準備をしているお店もあるし、この機会にすっかり撤退してしまっているお店もありました。お店を休業することを義務付けられても家賃などの経費の支払いが止まってくれるわけでなないので、私にはとても他人事には思えず大変心が痛みます。これが厳しい現実。

一人一人の状況、あるいは一つ一つの物事にスポットを当てると大変なことばかりですが、状況は多かれ少なかれ地球上のどこでも誰でも皆同じ、すべてはプロセスと捉えるしかなく、今後もそれなりによろよろと自分は生きていくのだろうなぁとしみじみ思いながら、北国の春のすばらしく良い天気を満喫した1日でした。

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