🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

今年一番の衝撃的な出会い【2018年版】

by Jade

時間が流れるのは本当に早く、あっという間に12月も下旬になりました。今年は少し早めに12月の2週目の週末には大小すべてのイベントが終わり、少しゆっくりしよう…などと考えていました。が、そのくつろいだ気持ちで家につくとそこには5kg強のリンゴが出迎えてくれました。

無心に調理をする安らぎ

11月には2キロほどいただき、時間の合間を縫って煮たり焼いたり、やっとおいしいうちにおいしくいただいたのですが、その矢先にまた5キロです。

「あなたがた一体どこから来たんですか、ええ??」とリンゴに胸ぐらがあったら掴んで問いただしたいような気持ちですが、まぁいいとします。私が作るリンゴのケーキは結構おいしいのです。でも差し上げられる方々も限られているので、もうそろそろ皆さん私のリンゴのお菓子もお腹いっぱいなことと思います。残念です。

今はリンゴの皮をむいたり切ったりしながら、今月は今年の出来事を回想したりしています。今年もたくさんの方々とご縁に恵まれました。お陰さまで新しく経験させていただけるお仕事の機会にも恵まれました。

時間が進むのが早いといっても、周囲を見回してみて一番暴走していたのは私なのかもと思います。
たとえば新幹線に乗って。自分が中にいるとどんな速度で電車が移動しているか気がつきませんが、外から見ると新幹線はとても速いです。距離が近ければ近いほど、新幹線が速く見えます。たぶんそんな感じです。

自分はぼーっと新幹線の中に座っていても、なにやってんだかねあの人落ち着きがなくて、という感じだったかと思います。私の母は、私のことをよく「とんちんかん」と言っていましたが、私のとんちんかん具合は国境を越えてもまだまだとんちんかんなままなのです。そんな「とんちんかん」でもかなり驚く衝撃的な出会いが今年もありました。

エクソシスト登場

秋に出展した展示会でエクソシストに出会いました。年配のポーランドの女性です。私のブースにお立ち寄り下さる色々な方の中でも、シャーマンに並ぶ衝撃さでした。
にこにこと水晶を眺められている女性、話しかけてもにこにこ、にこにこ、とても感じの良い方でしたが、返事がない。しばらくして若い男性とまた来てくださり、その男性は通訳兼弟子なのですが、彼女がポーランド人でドイツ語は話さないことがわかりました。
私の拙い知識では「エクソシスト」はカトリックの男性のみがなれる職業かと思っていたので、
「ん?ゴーストバスターズ?」
とつい聞いてしまいましたが
「いやいやエクソシストです」
とのことなので、詳しいことはわかりませんが、まぁそうなのでしょう。どこをどのようにして「エクソシスト」が出展者の「業者さん」としていらっしゃっているのかちょっと考えてしまいますが、確かに「業者さん」には違いありません、ただ異業種ではありますが。

エクソシストが書いた本

そしてこのエクソシストの女性、320ページもある本も出版されています。自費出版のようではあるのですが、なにがすごいかというと、世界各国語に翻訳されていることです。

日本語にも訳されてました。

これヴァンダがあなたに差し上げるそうです、と弟子の男性が持ってきてくださいました。

「ありがたくいただく」能力

くださるといってもなぁ…本読んで怖い話がでてたら夜ねむれなくなっちゃうしなどと咄嗟に無駄なことを考えていたら。

弟子「ほらやっぱり。ヴァンダが言ってますよ、あなたはどうぞ、と差し出されたら ありがとう、と受け取ればいい。あなたはそれを学ぶ必要があるとヴァンダが言ってたんです。」
私「なんと!私は何かに憑依されてるんですか、だからヴァンダさんには私のことがわかるんですか、私には除霊が必要なんですか、どうなんですか。えええ??正直に教えてくださいな」

と問い詰めてみましたが、真相はよくわかりません。お弟子くんに胸ぐらはありましたが掴んで問い合わせたわけではありません、大丈夫です。

ちょっとお話をさせていただいて、結局ご厚意に甘えてこの本をいただくことにしました。

(↑ヴァンダさんと弟子2人分のブレッツェルを買って追いかけていってお渡ししました…やっぱり「そう?じゃもらうね。サンキュ~」とはできないわ…)

近所のブースの人たちは

「エクソシスト御用達のアクセサリーブランドって書いておけ?」

とすかさず私に知恵をつけてくれようとしましたが、もしかしたらそれも良いのかもしれませんが、ちょっと私はそんな気にもなれませんでした。

地球は案外小さい、人間はけっこうどこでも同じ

ヴァンダさんとは、通訳の方を通してですが不思議な会話をさせていただきました。うまく文章で表現ができませんが、なんとなく私のおじいちゃんが言いそうなことを彼女も言っていました。神道的とでもいうのでしょうか。
人間ってやっぱりどこでも案外同じだなと思ったり。

本はまだ全部読んでいませんし、次回の展示会でまたヴァンダさん御一行にお会いできるかはわかりませんが、普通に会場にいる「業者さん」にくらべてもかなり異色な方々で、私の狭い半径内では今年もっとも強烈で印象的なご縁でした。

You may also like

 Copyright © All Rights Reserved.