🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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ドッペルゲンガー

by Jade

たぶん、私ととても似ていて同じようなことを生業としている方が、マレーシアにいらっしゃることがほぼ確実になりました。

色々な国で展示出展している人達に「何々さんですよね?(←名前の部分が聞き取れない)」と何度か言われたことがありましたが、話始めるきっかけトークくらいに思っていました。

数年前、知らない業者さんから「あれ、今度はヨーロッパに来てるんですか」と話しかけられました。
あれこの人とどこで会ったんだっけと思いつつ(←よくあります)「そうなんですよ、行ったり来たりしてたけどとうとうこっちに住むことになりまして」
などと話しつつ。
あちらも「あれ?」と思われたかわかりませんが、

業者さん「サンマリー行きました?」
私「行きましたよ、めずらしく雨降りましたね。」
。。。
ドイツやフランスの展示会についてなんとなく話が合います。
でも私はどこでお会いした方か考えても思い出せません。
なんとなく談笑できるのですが、あちらも「ん?」「あれ??」と頭の中をぐるぐるさせていたに違いありません。

業者さん「ところでシンガポールで迷っていた石、結局買ったんですか?」
私「?シンガポールに行くのは大好きですけど展示会には行ったことがありませんが?」
業者さん「え?」
私「は?」
業者さん「マレーシアの何々さんですよね?」
私「私、日本人ですが」
。。。
なんだかおかしくなって、2人で大笑いしてしまいましたが、そのマレーシアの女性について伺う良い機会にもなりました。
この業者さんの話ですと、
そのマレーシアの方も1人でうろうろしている。
そして主にマレーシア、シンガポール、香港に出没する。
とのことです。

どうりで!
ヨーロッパとアジアを行ったり来たり出展している人だったら、かなりの確率でそのマレーシアの女性と私の両方を見ることになると思います。
なんだかすごくおもしろいなぁと私が思うのは、ここから見ればユーラシア大陸の向こうのほうで、自分にそっくりな人が同じような仕事をしていること。
そして、自分が誰かのドッペルゲンガーなこと。そのマレーシアの女性に遭遇したら、私は彼女の魂を吸い取ってしまうのでしょうか。怖いですね。
でも私は他人様の魂の抜き方を知りませんけどね。

そんな話をしたら、この業者さんは「いや、あちらの方があなたのドッペルゲンガーかもしれないよ?」と言ってくれるのですが、まぁどちらでもよいです。
とりあえず私は自分が誰かのドッペルゲンガーだという案も、夢があって好きなのです。

ところでこの業者さん、フランスに住む方なので距離的にも近く、以来ずっと家族ぐるみでお付き合いが続くようになりました。
不思議な「ドッペルゲンガー」に纏わるご縁です。

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