🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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【空間】「間」を見る・観る・作る【心のインスタレーション】

by Jade

世の中では夏休みの時期になり、あっという間に7月も下旬になりました。夏至のころの熱波にくらべると、今は典型的な北国の夏に戻りました。大きな雲の間から太陽が顔を出す、フランスとも南ドイツとも違う、北の夏。

そんな夏の中、今年も色々な街にお邪魔させていただき、たくさんの作品を拝見する機会に恵まれました。今年前半で感銘を受けたのは、オーストリアのグラーツで出会ったテキスタイルと、空間をデザインするインスタレーションです。

とくにインスタレーションは、今まで私にとってはなかなか縁が遠い分野でした。空間というのは、アクセサリーと対極のようなものなので…極大と極小、マクロとミクロ、のような…今年は作家さん方ともゆっくりお話を伺う機会もあり、とても新鮮な学びの場をいただきました。

最近の自己内キーワードは「間・ま」を持つというもので、この「間」というのが空間であったり、遊びの部分だったり、とてもポジティブな透き間なのだと、どういうわけか今年は何度も何度も、それぞれ違う方々と話題になりました。私への話題というわけではないですが、それは作品の話だったり、人間の内部の話だったり。

私はどちらかというと、今まで「間」が少ないほうだったと思います。自分が作るものも「ゆるゆる」ではなく明らかに「かっちり」「きっかり」です。ゆるゆるしてそうなものも「かっちり」と作っています。
むかーし昔のデザインの先生が「アートとは…」「そのコンセプトとは…」「この分野のカテゴリーとしては…」と、なんでも論理的に話していて、平らな言葉でいえば所謂うるさいヤツだったトラウマかもしれません。いえ、人のせいにしてはいる場合ではありません。

私も自分の中に、この空間をデザインするような「間」が必要だなと、なんとなく思いました。

ぼーっとしているので間だらけに見えるかもしれませんが、心のこと、内部のことです。脳内もぼーっとしてるだろと言われると、まぁその通りですが。

なにはともあれ。

自分の心の空間をインスタレーション的な作品にするならば、私はもうちょっとゆっくりと「間」を取ろう、そんなことを思いつつ、ほっと一息つく夏のあい間です。

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