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マクラメは懐かしい再流行のように私には思えますが、とてもありがたいことにドイツでは「新しい」ことなようです。
展示会に持っていってみると、初めて見た、という方が以外にも多いです。
お客様「これ、全部あなた作ったの?」
私「そうですよ」
お客様「あなた、インドのご出身?」
私「なんで??」
お客さま「ちがうの??」
私「日本人ですよ見ればわかるでしょ」
と、流し答えつつ。
アジアに関してはわかっているようなわかっていないような、とんちんかんな質問も結構ありますが、まぁ自分の作ったものに興味を持って頂けると言うことは、とてもありがたいことなので私はまじめに答えたりしています。
…後から考えると笑ってしまうようなことや会話が展示会では本当にたくさん起こります。
多分ですが、いわゆる西洋の人達にとっては糸や紐を編んで作るマクラメのアクセサリーは、飾り結びや組紐のように中央アジアから中国、日本と、とても東方的な香りがするものなようなのです。
良いですねそのイメージ。アラビア生まれのマクラメ(←インターネットで確認しました)。時代を超えて場所も移り変わっても受け継がれてきた伝統的な感じと、そして東洋と西洋を融合するような感じ。
そうだ。これからはこのイメージで作ろう。
「変容と超融合」
英語で書いたら transformation and super fusion です。長くて最もらしいですね。満足です。
…こんな感じが今後の制作テーマです。
マクラメ macrameの記憶 -昔取ったキネヅカ-
展示会に向けて頭の中が制作のことでいっぱいの毎日ですが、実は私は「マクラメ」のアクセサリーが作れます。「布と糸をさわっていれば幸せ」と言っていた母の影響か、子供の頃は「手芸」の類いを一通り熱中しました。