🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

会合禁止発令1日目です【誰にも会えない】

by Jade

昨日メルケル首相から発表された「会合は最大3人まで」の規則がが今日から始まりました!正確には同世帯の家族以外で、集まって会える最大人数が3人まで、という決まりです。

夕方のニュースですと、大きい問題もなく初日は過ぎたようです。うちの近所には公園が2つありますが、そのうちの1つがちょうどそのニュースに出ていました。今日はその公園が警察の方が見回りの対象になっていたようです。
警察官さんはインタビュアーに対して「こんなに天気がいいけど人がいないから取締る必要がなくてよかった」というようなコメントをされていましたが、いやそれは本当はちょっと違う。
そっちの公園が取締りの対象になっていたから、偶然私が通ったもう1つのほうの別の公園はジョギングする人たちで渋滞していました。ジョギングと犬の散歩をする人たちで混雑する公園…ある意味これも非日常的。

そしてなぜかフランスの人たちがとても多いのですが??フランスが厳しく外出禁止の処置を取っているからハンブルグにわざわざ避難してきたのでしょうか、よくわかりませんがあんなにたくさんのフランス語を公園で聞くのは初めてです。

今のようなドイツの状況は、友達に会って一緒に食事にいったりすることが人生の楽しみだとちょっと辛いかもしれません。
一緒に食事に行く仲がいい友達が市内にほとんどいない私は、もしかしたら逆境に負けない強さを潜在的に持っていたようです。

ハンブルグの中はもうスーパーに普通に物があり、先週売り切れだったパスタもトイレットペーパー類ももうあります。ただトイレットペーパーやキッチンペーパーは補充されるとすぐに買い占める人たちが本当にいるので、今週になってやっと「1家庭で消費するのにふさわしい個数まで購入可」というような内容の張り紙を見るようになりました。遅っ?

先週は売り切れて空になったトイレットペーパー売り場が売り切れ記念写真撮影の場所となっていましたが、すでにそれも終わりそうです。

現在のドイツの状況をまとめますと…

外に自由に出られない。
お店がしまっていてスーパーとドラッグストア、生活必需品と医療関係のお店しか開いてない。
レストランに行けないし、友達にも自由に会えない。

などなどあります。

でもこれらの状態は、戦争や紛争をしている地域ではもう日常的にずっと続いていることなんじゃないかな、と私はかなり本気でそう思っています。
今のドイツは新型ウイルスによる色々な制限があっても、爆弾が降ってくることもなければ銃撃戦が突然始まることもありえないじゃないか。何が不満なのかと。

…というようなことを誰かに言ってもいやいやだって今はウイルスと戦ってるから、という感じですが、まぁ当然ですね。

だからといって、つい数日前まで連日報道されていたギリシャ、トルコの国境にいる移民の人たちが突然いなくなったわけでもなく、むしろその移民の人たちは今どうされているのか気になりますが、それどころではない、ということでしょうか。

毎日がかなりエキサイティングな変貌の連続なので今は珍しくて緊張感もありますが、これが何週間も続いたら社会はどのように変わるのだろう。そしてさらにそのあとは…目の前にあるウイルスの問題と同時に、必ず今後社会にあらわれるだろう「非常事態」への慣れと倦怠感、そしてアフターコロナも私はとても気になっています。

You may also like

 Copyright © All Rights Reserved.