少し前から目にする場所の至るところで組立て準備中だったクリスマス市が、本格的に開店しはじめました。クリスマスの準備期間、アドヴェントの第一週目です。
偶然にも私は12月上旬の展示会のため、十数年前に学校に通っていたハンブルグにいます。そうです、十数年ぶりのハンブルグのクリスマス・マーケットを見て回り、ああそうだ、さまざまな思い出が心の中で駆け巡る、 ここは私にとっては懐かしい場所、大好きな場所なのだと改めて気付きました。
実際の自分の生活的には私はクリスマスを取り込んで暮らしていませんが、クリスマス・マーケットを見て回ったり、この時期のお菓子を食べるのはとても好きです。大好きだといっていいくらいです。お菓子といっしょに記憶がよみがえりますが、良い思い出しか浮かんでこないのが不思議です。
本当はスーパーに8月末からクリスマスのお菓子が並び始めますが、「うわぁもうクリスマス商品が並んでいる！」と驚きながらも、他の方々にもれずやはり数点買います。
そしてここ数日のクリスマス市。人が出始める夕食前後の時間以降は格別に楽しいです。平日でも大賑わいです。日本の大賑わいのお祭りと同じく、人ってどこの国でも案外同じだなぁとつくづく思います。おいしそうなにおいの屋台が出ていればついつい食べたくなります。特に赤ワインを香辛料と温めたグリューワインの 屋台はどこも大混雑です。私はグリューワインを自分で作るときには蜂蜜を入れるので、家で作ったものが一番好きです。
（日本でもこんなにたくさんの種類のグリューワインがあるようです。）
夏の終わりからずっと比較的好い天気が続いている北ドイツですが、午後5時くらいにはもう暗くなります。北ドイツだけでなく、ドイツのどこの街でも、そし て特に南ドイツやフランスとの国境のストラスブールなど、有名なクリスマス市がドイツ中にあります。残念ながら私は北ドイツのクリスマス市しか見たことが ありませんが…。暗くなるのが早くても、曇っていても、一人でも二人でも大勢でも楽しめるクリスマス市の伝統は、良いものだなぁと思います。