🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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Inhorgenta 2014 Munich

by Jade

例年通り、今年も早春のミュンヘンに行ってきました。毎年同じですが、展示会の季節です。今年はとても暖かく、そして良い天候に恵まれました。

2005年に初めて出展してから今年で9回目になるこの季節のミュンヘンですが、雪もなく、そしてコートもいらないような陽気だったことは、私にとっては初めてです。
…正確に言えば、この季節にこの暖かさは、やはりちょっと普通ではないかもしれません…

1年に1回、この機会にだけお会いできる人たちも多いので、とても楽しいです。そして今年の最大の再会は、日本で知り合ったインドの人に、偶然ミュンヘンで会ったことでしょうか。びっくりしました!
お互い改めて近状などを話し、良い出会いを2度いただけたような気持ちです。

天気のお陰ばかりではありませんが、今年は来場される方の人数も多かったようです。ただ、いわゆるデザイナーズメゾンと言われるようなクリエイターの人たちの出展者はまたまた減ってしまいました。寂しいかぎりです。

でも、クリエイターのホール(C2ホール)だけでも巨大なスペースですが、もしかしたら以前はそこにぎゅうぎゅうに押し込まれ過ぎていたのかもしれません。今は通路なども広くなり、ゆったりと休憩スペースや今時な趣のカフェなども設けられ、以前より空間自体がおしゃれになったと私は思います。C2に出展している人たちも、欧州は不況まっただ中のこんな時代の影響なのか、とてもゆったりと、それぞれがさらに自分達のスタイルに回帰しているような印象を大きく受けました。私は自分がすっかり自分テンポに活動しているのかと思いきや、不思議と知人デザイナーや物作り仲間が自分自身のスタート地点(初心)に回帰する人たちが、今の時代に多いというのは、とてもおもしろいと思いました。飛んでいる鳥や水の中の魚が、言葉を話さなくても一斉に同じ方向に向きを変えたり速度を変えたりするのと、同じなのかなと思ったり。まぁ人間も自然の一部ってことですねと妙に一人納得してみる、今回のミュンヘンでした。

すっかり入り口の顔、ミシュランスターの調理人さん・Strombergのカフェバー。朝食から夕方以降のくつろぎの時間にも。
今年はたくさんのユリを使っていて、とても良い香りがしていました。

会場前の湖も凍っていません。

夕刻の市庁舎 やっぱりミュンヘンも大好きな場所です。

**余談**
毎年この季節のミュンヘンで、冬物の最後のセールの買い物を私はとても楽しみにしているのですが、この陽気で街中はほぼ春物になっていました。わざわざミュンヘンで買い物して荷物を自ずと大きくして帰路につかなくても、だったらハンブルグでセールに行けばいいだろうということなのですが、いいのです。私は自分の心が楽しく生きるように、回帰している最中なんです。

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