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毎日少しずつ新型ウイルス対策の一貫だった規制が緩みつつあるドイツです。ただロックダウン以前との違いといえば、主にマスクの着用とお店に入店できる人数が制限されることかと思います。
あと一つ、レストランやカフェで着席して飲食する場合(いわゆるイート・インです)、住所・氏名・電話番号・来店時間と退店時間を書くことが義務付けられるようになりました。
私は正直、この決まりをかなり鬱陶しく思っています。
例えばただコーヒーを飲む。それだけでカフェに自分の個人情報を知らせなくてはならないのがとても面倒です。テイクアウトではその義務は発生しません。
そこまでしてでも外に食事に行きたいかというと、そんな気持ちにも慣れないのが正直なところです。
…というのは私の感想で、世の中には個人情報とか関係なく、せっかくまた自由に外出も外食もできるのだからとレストランやカフェに行く方々が案外多いのかもしれません。
フランクフルトの教会のミサで、ニーダー・ザクセンのレストランで、また他のイベントなどで感染者がいらっしゃったためにその場にいた人たちは全員隔離の対象となってしまいました。
こういったこともあるので虚偽の住所や偽名は使えません、すぐにバレますし、自分の健康にもかかわります。
個人情報を書くことは、感染の拡大を防ぐためには有効なのかもしれません。
個人情報を書く義務があっても外に食事に行きたいかどうかと考えると、私自身はまだ外食したいとはあまり思えない気持ちでいます。
春には春を楽しめばいい
もう何年も何年も、色々な場所で展示会やメッセに出展し続けて、気がついたらいつの間にか実際の時間よりも何ヶ月も先のことばかり考え、その予定に追われるように生活していたように思います。