「部分ロックダウン」というものが実施されはじめて、3週間くらい経とうとしています。ほとんどのお店は開いていて、その中には美容院なども含まれるのですが、とても心が痛むことに飲食店やホテル等観光産業は入っていません。持ち帰りか宅配のみ、これは春と同じです。
旅行と外食以外なら、買い物にも行けますし普通の生活はできますが「会合」は2家族10人までというソーシャルディスタンスの決まりがあります。
春よりはだいぶ緩く「部分ロックダウン Teil-Lockdown」という名称で呼ばれる処置ですが、それよりも12月にクリスマスマーケットがないこと、あるいはかなり縮小されることが誰にとっても辛い状況だと思います。
今週末にはクリスマスの準備期間、アドヴェントと呼ばれる時期が始まりますが、私にもこの期間にクリスマスマーケットがない12月はちょっと想像できません。
それ以外には、部分ロックダウンはあまり実感がないのが正直な気持ちです。
この部分ロックダウン、効果があるのかどうかというと、なんの根拠もありませんが誰にもわからないのが実情なのではないかと思います。経済を優先させるのか、健康か。その妥協の末の部分ロックダウンという処置だということなので、なんだかなぁとどちらも半端です。
クリスマスマーケットはなくても、ブラックフライデーなどと呼ばれるアメリカの風習はここ数年ですっかり定着しました。クリスマスのプレゼントをさぁこの機会にオンラインで買い物を、と通知がじゃんじゃん届きます。
でもそれは通常のアドヴェントの代わりにはなり得ないよ…と、ブラックフライデーには縁がない者にはやはり少し寂しい12月になりそうです。