私が住むハンブルグから見ると、ポーランドに近いベルリンはだいぶ東にあります。最近はすぐに終わる用事なら、ベルリンくらいの距離なら日帰りで行くことが多くなりました(約300kmです)。特に夏の間は陽が長いので、冬よりも移動が楽しいです。
たとえば偶然、虹やきれいな雲を見たりして、自分1人で見るのはなんだかもったいないようなきれいさで、誰か近くの人に「すみません、ちょっと空がなかなかいい感じなんですよ、見てみてくださいなほら」と言いたくなることが、案外誰にでもあると思います。
昨日の私の場合はベルリンからハンブルグへ、ひたすら北西に向かう帰り道に見た夕焼けだったのですが、雲が多い北ドイツでこんなきれいな夕焼けをずーーーっと見ていられるのはとても幸運、ラッキー♪と言えます。
隣には陽気な年配のアフリカ系の男性がいらっしゃっいましたが、さっきまであんなにベラベラと色んなことを話してくださったのに、ふと見るともう熟睡されています。いい人そうだったけど「ちょっとちょっとおじさん、あの夕焼け…」とゆさゆさ起こすことでもない気がしました。
1人で見るには本当にもったいない幸運なきれいさだったので、窓越しに写真を撮りました。
もっと上手に写真が撮れたらな…と昨日ほど思ったことはありません。
隣のおじさんが「自分の国のお気に入りの音楽」とか言っていたアフリカっぽいやつがPCから小さく漏れて聞こえてきて、それが不思議と北ドイツの夏の酪農地帯の景色にとても合っていて、こういうのを「あー今日は良い1日だった」と締めくくれる日だなと思った夏の終わりでした。