大学からの通知が日に日に増え、よく読んでみて気がつきました。あと1ヶ月で新学期、また秋冬セメスターがが始まります。先学期の夏セメスターは少しゆっくりしたので、秋冬はまた大学にも時間を割く日々に戻りそうです。
夏セメスターにゆっくりしたぶんを秋冬セメスターに取り戻せるかわからないのですが、人気がある科目(←かんたんにクリアできるやつ)はすぐに定員になってしまうので、私も急いで時間割を組み立てました。この時間割を作る作業は、レゴを組み立てることに似ています。この作業はけっこう重要なので今回はほぼ4日、費やしました。もちろんこの4日間、時間割作りだけに集中していたわけではありませんが、効率よくクリアするために…単位を取るために…色々調べることも大学に質問する必要もありました。組み立てる内容は、必修の科目と選択のもの、あとは夏セメスターに怠けた分と、主専攻と副専攻の講義の時間が重なってしまって今までどうしても受講できなかった科目、とかとか、あとオフィスに必ずいなくてはならない時間を見ながら時間割を作りました。
と、ここでまた気が付きました。zoomの講義が減ってる。そうだコロナの規制がもうほとんどなくなったんだ…。
私の主専攻の宗教学部と副専攻の日本学があるキャンパスは少し離れています。ここが前後して重なる科目に限って15分しか休憩がないとか、ちょっと移動が忙しくなります。なんで私は夏セメスターにちゃんと取れる科目を取っておかなかったのだろう。今更だけど。
さらによく見たら、この15分の休み時間のうちに移動しなくてはならない次の科目に限って…全然違う場所なんだけど!物理学の校舎ってなってるけど、なにそれそこまで行くの?私が?ってどこそれ? な状態です。
大学に入って3年目になりますが、zoomでの授業に馴染みすぎて、クラシカルに大学まで通学するスタイルに私は慣れていません。はじめは通学にもあこがれていたので授業が全部オンラインになってしまい、少しつまらないなと思っていましたが、いつの間にかすっかりオンラインに慣らされていました。zoomは楽だったなぁ…15分も休憩時間があればキッチンでサンドイッチを作っても余裕でzoomに戻ってこれるし、なんなら洗濯物を干しながら授業を聞いていられるし。
しかも大学からの時間割モデル…こんな感じで履修するといいですよ的なモデルにほぼ沿って私は今まで勉強してきましたが、そのモデル通りでいくと今学期は1年目の1番始めくらい講義が多いようです。なんで私はそれを確認しておかなかったのでしょうか。
さらに悪いことに、あるいは良いことに、コロナが落ち着いて多くの規制がなくなりました。そうなのです、よく考えたら私はコロナ禍で大学で勉強を始めたのでした… ヨーロッパ中がロックダウンで展示会やショーなどのイベントはもちろん、サッカーもクリスマス・マーケットも中止、外出することも規制されるような、そんな最中でした。でも今はまたほぼコロナ前の状態に戻ってきています。ドイツではヨーロッパで一番厳しいコロナの規制が残っていますが、それも電車とバスの中でマスクをする決まりだけが残っている程度です。
そして季節はクリスマスへと向かい、今はクリスマス商戦が始まる直前です。
幸いなことに、最大のイベントのミュンヘン・ショーは今年はなぜか例年よりも数週間も開催時期が早まり、異例の9月末の開催となりました。9月の最後の週末というのはミュンヘンがあるバイエルン州ですとオクトーバー・フェストという、民族祭りとしては世界最大級のお祭りが始まる週末と重なります。これはこれでまた問題がたくさん発生しているのですが、これはまた別のお話ということで…。
でもそのお影でミュンヘン・ショーの心配をすることなく、10月中旬からの秋冬セメスターが始められます。あとはいくつかクリスマス前に小規模な展示会がありますが、なんとかなるでしょう。…なんとかなるかな。…たぶん。
今まで以上にハードでタイトなスケジュールになりそうですが、それでも勉強が好きで、続けようと思っています。もしいくつか単位を落として再履修となっても、私は満足です。せっかくコロナも落ち着いたのだし、展示会に行きいながら、できるところまで大学で勉強を続けよう、ゆっくりでも続けていこうと思っています。
4日を費やして秋冬セメスターの時間割が完成し、1週間でオフィスに行く時間の確保と講義の組み立てがきちんと出来上がり、かなり満足です。それだけで「私の人生はなんと完璧なのだ」と自画自賛したい気持ちです。おめでとう自分!???
…でもまだハードな新学期が始まってないけど。