開催時期が例年よりも数週間、前倒しに開催された今年のミュンヘンの展示会、通称ミュンヘン・ショーですが、開催期間は誰もが一瞬意味が理解できない、まさかのオクトーバーフェストでバイエルン州が賑わうその最中でした。
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思いがけずオクトーバーフェストに行った
ウィキペディアによるとオクトーバーフェストは世界最大規模のお祭りらしいのですが、これはバイエルン州のお祭りです。その他のほとんどの州やとくに北ドイツでは案外しら〜としています。私も展示会があるので今回は今の雇用主と会社のチームでミュンヘンに行きましたが、まさか自分が、または北ドイツ出身のチームでオクトーバーフェストに行くとは、誰も想像も予定もしていませんでした。
オクトーバーフェストに行くことにしたのは、うちのブースを期間中に手伝ってくれているミュンヘン在住の人が、ハンブルグの出身だからです。
「オクトーバーフェスト、一度は見てみたほうがいいって！いや、ほんと、行くべき」と力説され、色々調べてくれて結局みんなでいくことになりました。次の日も会場に朝はやく行かなくちゃいけないし、疲れるし、別にいいよとも思う人もいたのですが、今回は私達は団体行動するしかないのです。こちらにも記しましたがオクトーバーフェストでホテルがなく、うちはチーム一丸となって郊外の車で約30-40分の電車も通っていないような農村の一軒家を借りて泊まっていたので、誰かが行きたいとなると夕食も兼ねてみんなで行くか、ということになりました。
いやハンブルグからミュンヘンに移住した彼女の言うとおり、オクトーバーフェストは楽しかったです。コロナ明けで3年ぶりの開催だったこともあり、また天気もあまり良くなかったので人が少なかったようですが、私達が行ったのは金曜日の夜だったので十分に混雑していました。世界最大規模の実感があります。来ている人たちの国籍も本当にいろいろ。バイエルンの民族衣装風のを着ている人たちのほとんどが米国の人なのも驚きました。正確には、バイエルンの人たちが来ているのは伝統的なディルンドル？（Dirndl）と呼ばれる女性の民族衣装、観光客の人たちが来ているのはほぼコスチュームです。
写真もたくさん撮りました
たくさんの鋳造所のテントがあるのですが、ミュンヘン在住の人が事前に調べておいてくださったおかげて楽しそうな場所に待ち時間もなく中に入れました。場所によっては許容収容人数を超えると並んでいても中に入れないことも多いと聞いていたのでとても幸運だったと思います。なにしろ彼女以外、私達はオクトーバーフェストの文化を何も知らないので…。
↓ 椅子は座るところではなく、立つところ。少なくとも私達が行ったテントでは。
↓ なんかぼやけちゃってるけど
1人とか2人で来ていても、結局みんな和気あいあいです。言葉とかぜんぜん関係ありません。通じてなくても大丈夫です。
逆に1人のほうがすぐに誰かのテーブルに呼ばれるかも。
↓ 外ならすぐに場所があるけれど、あんまり盛り上がっていないのと、夜はもし雨が降ると寒いかもです。
結局閉店までいたのですが、とてもにぎやかでとても楽しかったです。たまに救急隊員の人たちに運ばれる人もいるのですが、警察官さんも多く夜でも治安も良好でした。実際に外で私の目の前で若い女の子と男性が「足を踏んだ」「踏まない」と口論になった数秒後、数人の警察官が来ました。あんな人混みの中でどうやって見てたんだろ。
今回は偶然、展示会の期間と重なったからオクトーバーフェストにも行ったけど、また行きたいかというと、どうかな…楽しかったけど1回行ってみればもう十分かも…と私は思ったり。あー楽しかったー！? で十分なような。
たくさん写真を撮ったり動画もゆれゆれだけど撮ったので、こんどこのサイトにギャラリーも作りたいと思っています。
おまけですが：
今回ミュンヘンに行く少し前、ザクセン州のドレスデンに住む友達が仕事で同僚とハンブルグに来た際、少し時間があるということでうちの近くのカフェで待ち合わせることにしました。その友達の同僚、ハンブルグは初めて来るらしく、私が指定したカフェの前の広場にあったオクトーバーフェスト風のマーケットを見て
「おいおいおいおい、ハンブルグでオクトーバーフェストだってよ！??」
と、写真を撮って家族に送っていました。
ザクセン州はバイエルンにも近く、オクトーバーフェストの文化があるとは聞いていますが、おいおいおいおいって私のほうこそおいおいおいおい、なんだその言い方は、と思いましたが、まぁいい人だったのでいいとします。
そのうちの近くの「なんちゃってオクトーバーフェスト」がこちらです↓
写真がぼやけててすみません
