またこの季節がやってきました。今セメスターも終わりに近づきテストの期間です。
ほとんどの科目はエッセイの提出ですがただ一つ、筆記試験があります。今冬のラスボスはやっぱりヒンディー語です。
今学期は、専攻の宗教学ではアジア、特にインドとチベットの比重が多い期間でした。そんなに必修の科目も多くなかったので、ヒンディー語も受講することにしましたが、これが良かったのかそうでないのか、今はちょっとわかりません。来セメスター以降でもよかったので、無理しなければよかったものを魔が差して取ることにしました。ちょうど去年の今頃、古代ヘブライ語に涙目になって勉強していたことを、すっかり忘れてしまっていました。私の目は前についてるので、後ろは振り返らないと見えないのです。
でもこのように学期末になってしまって今更諦めるのはとても悔しいように思います。ここまできたら、ヒンディー語の筆記試験を通過したくなります。
それ以外の試験、エッセイやプレゼンテーションはもう終わったものもありますが、残っている試験もなんとかなりそうな気がしています。文作はきらいではありません、むしろ好きなほうですから。とくにチベットについては気に入ったテーマがあり「チベット仏教のルネッサンス」と呼ばれる時代の、わかるようなわからないような、よくわからなそうなテーマを選びました。ボン教から仏教へ移る8世紀くらいからの大変興味深い時代です。人名が頭に残らないのが致命的ですが、チベットもなかなかおもしろいなぁと思っています。
あとは宗教学のメイン・ストリート的な本路線のようなエッセイですが、これはまだ提出期限まで時間があるので後回し。
やっぱりラスボスはヒンディー語です。
私が思うには、新しく習う言語というのは、たとえどんなに良い先生が教えても、習うほうが自分で習わないと身につかないということです。ヒンディー語ももちろん例外ではなく、先生はとても色々な資料を揃えてくださっても、自分で覚えなくてはならないのです。当たり前だけど。
「まぁいいや、試験の直前に勉強しよう」と思ってずっと勉強していなかったので、今がその勉強のときです。少しずつ白々としてくる空を眺めながら「いやー学生っぽいなぁ、懐かしいわテスト期間の勉強みたい」と一瞬ほのぼのと思いましたが、いや待て違う「テスト期間みたい」なんじゃないんだわ、そのものなんだってばと自分に言い聞かせ、でもまぁいいかそろそろ少しは休もうと思う冬の明け方です。