🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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材料が2つだけでできる、ショコラティエ秘伝のチョコレートムース【という動画が削除されたので備忘録】

by Jade

糖質を極力控えたいわゆるロカボを始めて1年半近くになります。コロナ期と重なったこともあり、その間にYouTubeを見て自分なりに日々楽しくのん気に料理研究を重ねていた時期がありました。

その中でもとくに気に入っていていたのがチョコレートムースです。私の主食はチョコレートとピーナッツバターだと言っても過言ではないので、糖質制限には少し工夫が必要でした。ピーナッツバターはピーナッツ100%で無加糖のものを選べば問題はないのですが、最大の課題はチョコレートでした。

ロカボにも優しいチョコレートムース

チョコレートもカカオ100%のものを買えばいいのですが、カカオというのは本来大変苦いものですので、カカオ100%のチョコレートもやはりとても苦いです。これはこれでおいしいのですが、たまに少し甘いチョコレートが食べたくなります。そこで探したのが、材料が2つだけでできるショコラティエの秘伝のチョコレートムース(=チョコムース)です。

YouTubeで見つけて、知り合いが訪ねてきてくれるときにはよく作りました。とても簡単でおいしく糖分も少ないので、どなたにもとても喜んでいただけました(と思います)。

ただこの動画が、最近気がついたのですが削除されてしまっていました。やはりこんなに簡単においしいチョコムースが自宅でできるで、コロナの厳しい規制の期間も終わったこともあり、削除されたとしても不思議はありません。作り方がまだ記憶に残っている今のうちに、備忘録として記しておきたいと思います。

材料は2つ

チョコレート(板チョコとか。動画のショコラティエはカカオ65%を使用)
生クリーム(植物性ではなく、動物性のもの)

これだけです。生クリームは温めるものと、ホイップクリームにするものが 1;1 の割合で必要です。たとえば200mlの生クリームなら、半分に分けて、温める用に100ml、泡立ててホイップクリーム用に100mlです。
チョコレートも入れると、1:1:1 くらいの量です。上記の例の分量ですと、チョコレートも100gとなります。

だいたいの作り方

私が買った生クリームは250mlだったので、半分に分けて使い切ってしまうことにしました。乳脂肪は32%です。

動画のショコラティエさんは合計で400mlの生クリームを使われていたと記憶しています。200mlx2 です。現役びプロにはそれでもとても少ない量なようですが、うちではそれほどは消費しないので、材料の割合さえだいたい同じなら、それぞれの必要な量に合わせて分量は変えて問題ないようです。

ショコラティエさんはカカオ65%の、ドイツ製のとても良いチョコレートを使われていましたが。私は糖質を極力控えたいので、カカオ100%のチョコ100gに、スプーン1杯分、パンに塗るダークチョコレートのスプレッドを入れました。これで生クリーム125mlとほぼ同量にしました。

動画ではちゃんとボールを使って、電子レンジも活用しながらチョコレートを溶かしていました。ゴムベラで絶え間なくかき混ぜるのがコツみたいです。
私はタッパーをフライパンで湯煎にかけて溶かします。チョレートスプレッドを瓶から取り出すときに使ったスプーンでかき混ぜます。

湯煎にかけてチョコレートを溶かしながらひたすらかき混ぜます。ここが結構肝心なところみたいです。よくかき混ぜる。
つやつやで、とてもきれいで、すでにおいしそうです。

沸騰直前まで温めます。
少し冷めてからチョコレートと混ぜます。

ショコラティエがお店で作るときは少しずつ小分けにして混ぜるようですが、このくらいの家庭用の量なら全部入れてしまっても大丈夫だそうです。でも私は3回くらいに分けて混ぜています。
チョコレートの温度と生クリームの温度と、科学の実験室で哲学の話をするように深く語れる美学がこの辺にあるようなのですが、そこは深すぎて私には音楽に聞こえます。とりあえずここでもよくかき混ぜることが大切なようです。

失敗する要素、または可能性はほとんどないそうですが、もしチョコレートが固まってきてしまったり溶けきれていなかったら電子レンジにまた少し入れれば大丈夫だそうです。私は湯煎にかけっぱなしなので、ひたすらかき混ぜます。タッパーだと角のチョコレートが混ざらないことがあるかもしれないので、角もよく混ぜます。つやつや、とろとろのチョコレートがこの段階で完成し、この状態でもすでにおいしい生チョコになるそうです。

が、失敗しました。
ちゃんと写真に撮りながら作っている今回に限りなんで失敗するのでしょうか、分離してしまいました。つやつや、とろとろとは程遠い状態です。

動画では確か「必要なら少し生クリームか牛乳を足してもよい」というようなことを言っていたような気がするので、少し牛乳を混ぜました。生クリームはもう半分に分けちゃってないから。

分離状態が少しはマシになったので、このまま続けます。

たぶんですが、失敗の原因はスプーン1杯入れたチョコレートスプレッドかと思います。動画では「チョコレートも生クリームも、植物性ではなくて動物性脂肪のもの」と何度か強調されていたので … 私が使ったチョコレートスプレッドはビーガン用の植物性のものでした。普通にカカオ65%とかチョコレートを使っていれば十分に甘いので、こういったチョコレートスプレッドを使う必要がなく、失敗することもないと思います。

本日の教訓 : チョコレートムースには動物性脂肪

エアリーな、空気感があるほわほあな状態が良いようですが、出来上がりの好みの固さ、柔らかさはこの段階で調整すると良いそうです。私は口の中で溶けるような超普通のチョコムースが好きなので、いわゆる「角が立つくらい」のホイップクリームにします。

生クリームをかき混ぜているうちに肝心のチョコレートがまた分離してしまいました。もう仕方がありません、このまま混ぜます。

とりあえず分離状態も収まり、きれいに混ざりました。ショコラティエのはもう少し色が薄く、本当にホイップクリームのように袋から搾り出せて、シャンパン用のグラスに盛られていました。私が作るのはそれよりは少し固めで、タッパーでなければ普通にナイフでカットできる固さです。

予熱をとってから冷蔵庫で数時間〜1日冷やして完成です。

予熱をとってから冷蔵庫にいれても、タッパーのフタには水滴が付き、私はその状態があまり好きではないのでキッチンペーパーをはさんでフタをします。

完成 : やっぱりおいしい 【後日談】

今回は少し分離してこの点は失敗でしたが、出来上がりはやっぱりとてもおいしかったです。このチョコムースは友達が来てデザートにしました。この友達は北ドイツにはよくあるチェーン店のレストランに勤めていますが、とても気に入ってくれて、後日レシピを教えてほしいと連絡がありました。会社で使うのかはわかりませんが、もしかしたらこのレストランで私の伝授したチョコムースが提供される日も近いかもしれません(YouTubeで見つけたショコラティエのやつだけど)。

300g強の量のチョコムースに糖質は5g以下で、とてもとてもまろやかで私が知る限り、どこで食べるものよりも自分で作るこのショコラティエのレシピが一番おいしいです。動画が見れなくなって残念ですが、ここにこのように記しておけば自分でも安心です。

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