🇩🇪 多彩で多色、カオスで雑多なドイツの日常から時事のテーマも気ままに綴る身の丈自由帳 🇪🇺

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【ドイツの総選挙2025】社会の分断の深刻化と政治的な意見の自由【たまにはまじめに民主主義を考える】

by Jade

選挙の結果、22%以上を獲得して第二の党になったAfDを連立から外すのは民主的なのか

選挙の結果、元首相のメルケルさんが所属していたCDU◼️が第一党に返り咲き、党首のメルツさんが新しく首相になることになりました。「現職」ショルツさんのSPD🟥は歴史的は大敗といわれています。

カッコ内は2021年の選挙結果からの変貌です

ただ、メルツさん、AfDとの連立はありえない、と言っています。AfDは、CDUから分離した政党でもありますが、メルツさんはAfDとの連立はない、と。極右といわれているからなのかな。
でも憲法改正や諸々決定するには議員の3分の2以上の賛成が必要なので、CDU一党では足らないので、どこかと連立しないわけにはいきません。

おおかたの予想では、歴史的大敗を記録したSPD🟥との連立になるだろうといわれていますが、ではAfDに票を投じた人たちの意見はどうなるんだろ?と私は思わずにはいられません。
…なのでここなら私のチラシの裏なので書いています。

民主主義国家だから選挙を行うのか、選挙を行うのが民主主義なのか。

考えてしまいます。そして、統計によるとAfDを選んだのは旧東ドイツの人が多いようです。20%とも22%とも言われる、AfDを選んだ人たちの民意は反映されないのかな?

これが選挙=多数決の難しいところだと思います。
多数決で、少数派になった人たちは、決して結果に満足しているわけではない、しかも20%以上も獲得した第二の政党と連立しない、と。AfDだから? でもCDU◼️から分離したはずなのに?
AfDよりも歴史的大敗したSPD🟥のほうがマシってこと?なのかな?

余談:CDU◼️と緑の党🟩の連立はたぶんありえません、新党首になるメルツさん◼️、数日前の演説で緑の党🟩と副首相だったハーベックさん🟩を、毒舌で辛辣にぶった切ってます。

米国副大統領 バンスさんの真意

少し前に、米国の副大統領のバンスさんがドイツのミュンヘンで開催された安全保障会議にいらっしゃいました。その時の演説は、米国と欧州を分断するくらい、パワーとインパクトがある民主主義の根幹に関わるものでした。
「民主主義」という概念を、どのように定義するか、どのように解釈するかという話で、ヨーロッパの政治家さんたちは大慌てでつぎつぎにそれぞれの立場や見解を発表されていたことも、記憶に新しいかと思います。

YouTubeでも 「副大統領 バンス ミュンヘン 演説」 などで探すとたくさん動画が出てきます。

今回のドイツの総選挙を見ていると、バンスさんのいう「ヨーロッパの民主主義の危機」のようなお話は、あながち間違っていないのではないかなと思えます。
ショルツさん🟥が、選挙前に「AfDには投票するな」と圧力をかけていたり、政治討論ではヴァイデルさんの話を遮るのはもちろん、ヨーロッパ全体でも「フェイクニュースはいかん」論で、SNSをバンしたりと政治的な意見を述べる自由と「フェイクニュース」の境界線があいまいなように思います。フェイクニュースは論外ですが、極右も意見の一つです。「フェイクニュース」も便利な言葉で、調子が悪いことは「フェイクニュース」で済ませているような風潮もなくもないような。
一つの主要な潮流に巻かれやすく、それ以外の意見を排除しやすい土壌で、ヨーロッパで内側に存在する民主主義への危機となりやすいのは、第二次世界大戦のドイツがそうだったように、案外伝統的な国民性かとちょっと首を傾げたくなります。

今回の選挙、結局は自分たちの立場をメインストリームで「都合が悪いその他は排除」なのは、今も続いているように見えてしかたないのですが。

私の「政治的な意見」のようなものを述べるなら、トランプさんとかバンスさんとか、イーロンでもいいのですけど米国でもヨーロッパでも、ウクライナとか中東とか、まずは戦争を止めてほしいわ、話はそれからでって感じですかね。でもそういう政治家さんっていないのかな、あまりごりごりに政治について語れるほど詳しくないのでわかりませんし、私が脳内お花畑かもしれません。

右とか左とか、そういった思想自体がもう使い古されて現代にフィットしていないような、今はもっと複雑に世界が絡み合っているのだから、分裂している暇があれば統合のほうがいい、環境問題でも食料でも経済でも世界が本当に「危機」に直面しているなら、分断より統合するほうがいいような…そんなふうに冬も終わりに近いの今日このごろです。

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